6.床の下地と仕上げ方法

 室内の床の仕上げまでに何工程の作業がされているかを知る必要があります。これにより上下階の音の伝わり具合がわかります。 床下のコンクリートは厚くても15cmないし20cm程度です。フローリング面とコンクリートまでの間に、どれだけの処理がなされているかにより音の伝わり方は異なります。 わずらわしい生活をしないためにも、積極的に質問するなどして十分対応しなければなりません。

7.壁の下地と仕上げ方法

  今度は両隣の音の問題です。床の下地と仕上げ方法と同じことが言えます。コンクリート壁にそのままクロスが貼られているような場合、建築基準法的には問題ありませんが、快適な生活には支障が出てしまいます。壁の中に断熱材は入っているでしょうか。ユニットバスの天井点検口から天井裏を覗くことができますので、確認してみてください。あまりに見通しが良いようでは、きちんとした処理がなされているとは考えにくいので、ひとつの判断基準としてください。

8.天井の下地と仕上げ方法

 こちらも床・壁と同様の問題が発生しますので、きちんと確認したいところです。床・壁・天井はともに下地処理が非常に重要です。一目見ただけでは確認できないことですので、販売元の方に必ず聞くようにして下さい。その際、具体的な説明をしてくれないようなら要注意。「しっかりとした仕上げになっていますから、大丈夫ですよ」などという言葉だけを信用することがないようにしてください。

9.窓の方位

 当然のことですが、たとえ南向きであっても近隣に大きな建物があって日が差し込まないというのであれば意味がありません。また、床・窓・天井の仕上げが十分であっても、音は窓からも伝わります。その点も考慮に入れた検討をオススメします。

10.部屋の広さの基準

 名称を問わず、6畳に満たない小さな部屋がいくつもある場合、思った以上に使い勝手が悪いものなので、注意が必要です。