土地の大きさを決める
自己所有の土地がある場合はその土地に建設可能な建物を建てるということになりますが、
建物に必要な大きさの土地を購入したい場合には、一体何坪の土地があれば良いのかイメージが沸きづらいかと思います。既に、欲しい坪数が決まっている場合でも、なかなか条件を満たす土地が見つからないというケースも多いでしょう。大まかな目安として下記の表を参考になさってください。
必要な建物の大きさ | 必要土地の目安 | |
第一種住宅地域 | 第二種住宅地域 | |
3LDK+車庫(建坪約20~23坪) | 約25~29坪 | 約15~17坪 |
4LDK+車庫(建坪約25坪) | 約32坪 | 約20坪 |
5LDK+車庫(建坪約30坪) | 約38坪 | 約20~25坪 |
※あくまでも目安であり、地域の条例や緩和条項・高さ制限・前面道路の幅員等によって変動します。
できるだけ良質な地盤の土地を買おう
必要な土地の大きさが決まったら、その他の条件を吟味します。この際、地盤が良質であるかどうかを確認するようにしてください。
近所の古い住人の方やお年寄りに話を聞き、その土地が昔どのような状態であったかを知りましょう。山・川・畑・田んぼ等で判断します。基準になるのは埋め戻しがあるかないかです。山・畑の場合は削っている部分なら問題はありませんが、半分削って半分埋めた傾斜地はあまりオススメできません。田んぼの場合は、粘土層を取り除いた上で埋め戻しをしていれば良いのですが、そのまま埋めている場合がほとんどですからこちらもイマイチです。川の場合、埋め戻しを前提に考えるとオススメではありませんが、高い建物を建てる場合に基礎部分を砂利層まで入れた建物を作る場合には非常に良いといえます。砂地なども注意するようにしてください。
部分的にそこの土地を50センチ前後掘らしてもらえるのであれば、ぜひ確認してみてください。赤土のようなもの(関東ローム層)が出れば土地耐力5t以上はあると考えてまず間違いないでしょう。逆に混ざりものの多い土地や黒土の場合には土地耐力が弱いおそれがありますので、注意が必要です。